ハンダ付けを安定させるには「熱量」の安定性が不可欠です。
コスミックのハンダ付け装置“PSU500”では下
記の3つの方法でハンダ付け時の「熱量」の安定化を図り、安定性を実現しております。

ハンダ付け面

ハンダゴテでハンダ付けをするとハンダ量にばらつきが発生しますがコスミックのハンダ付け装置“PSU500”では糸ハンダをカットして一定量を供給しています。ハンダ量が一定でないとハンダを溶かす熱量が変化し、安定したハンダ付けが出来ないことがあります。

ポイントソルダリングロボットのセラミックヒーターは毎秒約100℃上昇する能力があります。ハンダ付けの時に先端温度が低下しても、次のハンダ付けポイントでは元の温度に素早く上昇する事が出来いつも同じ条件で高速、高温瞬時なハンダ付けをする事が出来ます。

コテ先にセラミックヒーターを使用しているためハンダが付着せず(約500~1000ポイントで清掃)毎回ほぼ同じ状態でハンダ付けすることが出来ます。又、コテ先が濡れる状態にならないのでツララ及びブリッジ等の発生がありません。
セラミックヒーターは金属と異なりハンダとの合金形成による「くわれ」がほとんどなくコテ先の形状が変わらない為、いつも安定した熱量をワーク及びハンダに供給できます。
以上のように「ハンダの量」、「熱量の供給」、「コテ先」を画一化し安定させることで様々なハンダ付けの品質を安定化・画一化することができており、例えばスルーホール基板のバックフィレット形成、FPCなど熱に弱い材料へのハンダ付け、熱に弱い電子部品、狭ピッチコネクタなど様々な用途に使用されています。

FPCハンダ付け